Trans Princessローマ帝国が滅びた理由は、「戦争」ではなく「経済」でした…☆

ローマ帝国が滅びた理由は、「戦争」ではなく「経済」でした…☆

2017–01–03 (Tue) 23:56
研修から帰り、作り置きのカレーで夕食を摂りながらゼロヘッジを眺めていると、
普段とは少し違うタッチの記事が載っていました。
お題は「ローマ帝国の崩壊と通貨」とあります。
いきなり世界史のお話ですか…と、今日はこの記事のご紹介です…☆

Currency & The Collapse Of The Roman Empire

20170103.jpg

重要な所を掻い摘んで抄訳していきますと…

The Roman Economy(ローマ帝国の経済)
ローマ時代は貿易経済が非常に活発だったが、領土の拡大に伴い輸送等のコストが増大し、ローマ帝国はそれを賄う新たな方法を見出すが、それはハイパーインフレや経済の破綻、財政危機などをもたらした。

Roman Debasement(ローマ通貨の質的低下)
帝国初期の通貨は4.5gの銀を含有した良質のデナリウス銀貨であったが、金銀産出の総量から貨幣鋳造には限りがある。そこで皇帝たちは、貨幣の純度を下げて財政を賄う事となった。マルクス・アウレリウス時代(訳注:2世紀後半)には銀の含有率は75%に下がり、カラカラ帝(3世紀初期)は事実上1.5デナリのコインを2デナリいう額面をつけて流通させた。ガッレリヌス時代(3世紀中期)には、銀は僅か5%しか含まれていなかった。

The Consequences(その後)
これらに対する実体経済への影響が出てくるには時間がかかった。
低コストの通貨の流通量が増えたが、そは経済的成長に寄与しなかった。増えた通貨は人々の手元に残らず、そのまま生活費へ消えた。カラカラ帝は生活が苦しい兵士たちの要求に応えて、賃金を5割増しにした。西暦265年には銀の含有量が僅か0.5%となり、物価は1,000%と急上昇した。

The Effects(結果)
コスト上昇の一方で敵から略奪する貴金属も無く、帝国の維持の為に政府は大増税で苛斂誅求を国民に強いた。ハイパーインフレと増税、価値の下がった貨幣の増発の三重苦が、ローマの商業を溶解させた。3世紀末には、商取引はローカルなものになり、便利な交換媒介物(貨幣や小切手など)の代わりに、バーター取引で行われていた。

The Collapse(崩壊)
西暦235年から284年の危機の間に皇帝は50人後退したが、多くが殺されたり、暗殺されたり、戦死した。ローマ帝国は大混乱し、3つ(訳注=ガリア・ローマ・パルミラ。東西に分かれるのは更にその後です)に分裂した。絶え間無い内戦は国境防衛を脆弱化させ、通商ネットワークは崩壊し、商業行為自体が危険な状態となった。蛮族が四方八方から侵入し、疫病が蔓延した。西暦476年、西ローマ帝国は滅亡した。



とまあ、「悪化は良貨を駆逐する」お話からはじまり、
そうして増え続けたお金が、最後は自分の重さで崩壊し、大帝国すら滅亡させてしまう。
そんな歴史のひとコマなのですが…


ゼロヘッジがわざわざ、そんな「歴史おもしろ話」を記事にする訳もありません。
量的緩和でお金がじゃぶじゃぶになっている中、政府はお金が無く重税を国民にかけまくっています。
そう、今の世界は(勿論日本も含めて)、ローマ帝国末期の経済状態に似ているのです。
「ローマ帝国の滅亡」と言うと、退廃の都にフン族やらゴート族やらがドドドと攻め込んでくる、
ハリウッド映画の一大スペクタクルの様なものを想像する方もおられる様ですが…
確かにそういう事もあったのでしょうが、それはあくまで「結果」のお話です。
本当はゴート族のローマ突入以前に、ローマ帝国はとっくに滅びていたのですよ。
それも原因は戦争ではなく、経済です。
経済が破綻し、内戦などで、もはや国の態をとどめていなかったのです。
民心は(ローマ在住の特権階級以外は)、ローマ帝国から心離れていました。
ですから、ゴート族やフン族の侵入に耐える事も出来ずに、歴史から姿を消したのです。
戦争は最後の駄目押しで、ローマ帝国は経済崩壊で滅亡したのです…☆
今の世界経済は、そのローマ帝国と、よく似た状態になっていませんか…?


ゼロヘッジの記事はそこを言いたいのですよ。
現在の経済体制の崩壊に警戒して下さい、
その為のヘッジをかけて下さいと…☆

日本もどこかのバカ首相とバカ総裁が、上記と同じような事をしてしまいましたが…
この二人は今やレームダックで、そのうち消えるでしょう。
幸い日本は経常収支が黒字ですから、債権債務の相殺などは国内で調整が出来ますので、
ハイパーインフレに対してはなんとかなるとは思いますが、
海外に投資されている方は十二分に警戒して下さいませ。


そういう時期なので、最後に売り逃げしたい連中が一生懸命相場を維持させていますが、
手口がワンパターンなので誰も騙されず、本当にお困りのようです…☆

まあ、自業自得です…☆



追記

今回のパラダイム変換は、ローマ帝国崩壊と同じ位インパクトがあります。
それを戦争・混乱無しに出来るかがキーポイントです。
まずは毎日を、お元気にお過ごしくださいませ…☆


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コメント

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

正月当直ご苦労様でした!
命のかかるお仕事、頭が下がります。

ローマの滅びはワインに入ってた鉛のせいで、
頭も体もこわしたのかとおもった。www
日本にはいるワインも同じぐらい薬が、といわれて、wwww
まあ少しはあるんでしょうけど、、ww

相場怖いですね。
長くやってる人のほうがやられてて、、
いい様に遊ばれてるきがする。

相場自体が彼らの創造物なんでしょうし、、

上がりすぎて怖くて、入る勇気がなくなりそうです。


Re: タイトルなし

> あけましておめでとうございます。
> 今年もよろしくお願いいたします。
>
> 正月当直ご苦労様でした!
> 命のかかるお仕事、頭が下がります。
>
> ローマの滅びはワインに入ってた鉛のせいで、
> 頭も体もこわしたのかとおもった。www
> 日本にはいるワインも同じぐらい薬が、といわれて、wwww
> まあ少しはあるんでしょうけど、、ww
>
> 相場怖いですね。
> 長くやってる人のほうがやられてて、、
> いい様に遊ばれてるきがする。
>
> 相場自体が彼らの創造物なんでしょうし、、
>
> 上がりすぎて怖くて、入る勇気がなくなりそうです。



おめでとうございます!
いつもありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願い申し上げます☆

ローマはキリスト教の目の敵でしたから、
色々と実際以上に悪く言われるのも納得かと思います。
岡目八目で見れば、ヘレニズムもヘブライイズムも、実は同源という事も分かるのですが…☆

相場はどうせ崩れます。
必ず裏切り者が売って来ますから。
これもまあ、いつもの事ですよ…☆



ヤフー様子見で100株一日に打って409円利確。その後は入れず。
まぁ情けない 相場師でした。
悔しいけど、、ね。
いつものことなんですよねきっと。

Re: タイトルなし

> ヤフー様子見で100株一日に打って409円利確。その後は入れず。
> まぁ情けない 相場師でした。
> 悔しいけど、、ね。
> いつものことなんですよねきっと。


こんばんは☆

「孫のファンドにゃあ気をつけろ」と、
昨日のフィナンシャルタイムズの記事にも出ていましたよ…☆
本当の相場師は、一旦売り飛ばして、全部現金で持っています。
そして最底値で、全部かっさらっていきますよ…☆


>今回のパラダイム変換は、ローマ帝国崩壊と同じ位インパクトがあります。

ローマ帝国の継承国家ロシアは日中印独仏伯と組んでカルタゴの継承国家米英蘭とのポエニ戦争を戦い続ける - 国際情勢の分析と予測
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/fcf3859449076b6d5eaec49945cfb5eb

ローマ帝国はカルタゴとのポエニ戦争で勝利することで地中海を支配する大帝国になりました。ローマ帝国は陸軍国、カルタゴは海軍国で、陸と海の戦いです。ロシアと米英の戦いとそっくりです。ロシアはローマ帝国の継承国家で、米英蘭などの国際金融資本家国家はカルタゴの継承国家なのです。

ローマ帝国が滅亡したのは、カルタゴ遺民による逆襲だったのではないかと私は想像しています。その後米英に本拠を移したカルタゴ遺民の子孫を、ローマ帝国の継承国家(ロマノフは新ローマ)であるロシアが打ち破りつつあるというのが今の国際情勢の真相でしょう。ポエニ戦争はまだ続いているのです。

今後の世界がどうなるかは、ポエニ戦争後の地中海世界の変化から予測可能と思っています。カルタゴで広く使われていたであろうフェニキア語は死語となりました。米英を中心に世界で広く使われている英語も死語になり、ロシア語やドイツ語やフランス語に取って代わられるのではないかと想像しています。

Re: >今回のパラダイム変換は、ローマ帝国崩壊と同じ位インパクトがあります。

> ローマ帝国の継承国家ロシアは日中印独仏伯と組んでカルタゴの継承国家米英蘭とのポエニ戦争を戦い続ける - 国際情勢の分析と予測
> http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/fcf3859449076b6d5eaec49945cfb5eb
>
> ローマ帝国はカルタゴとのポエニ戦争で勝利することで地中海を支配する大帝国になりました。ローマ帝国は陸軍国、カルタゴは海軍国で、陸と海の戦いです。ロシアと米英の戦いとそっくりです。ロシアはローマ帝国の継承国家で、米英蘭などの国際金融資本家国家はカルタゴの継承国家なのです。
>
> ローマ帝国が滅亡したのは、カルタゴ遺民による逆襲だったのではないかと私は想像しています。その後米英に本拠を移したカルタゴ遺民の子孫を、ローマ帝国の継承国家(ロマノフは新ローマ)であるロシアが打ち破りつつあるというのが今の国際情勢の真相でしょう。ポエニ戦争はまだ続いているのです。
>
> 今後の世界がどうなるかは、ポエニ戦争後の地中海世界の変化から予測可能と思っています。カルタゴで広く使われていたであろうフェニキア語は死語となりました。米英を中心に世界で広く使われている英語も死語になり、ロシア語やドイツ語やフランス語に取って代わられるのではないかと想像しています。



熱心なご投稿、ありがとうございます☆

海の民と陸の民、定住民と移動民、
二元論的運動からみた世界史は、そうした構図が当てはまるのは事実だと思います。
今回が単純にその交代劇になるのか、
或いは多極多重な各々に個性を持った国や地域の集合体に変化するのか、
ここが大きなポイントの一つかも知れませんね…☆


英語以上に衰退するのは、英米法(コモンロー)ではないでしょうか。
一つのものが、全世界共通で通用し、支配する…
そういうバベルの塔みたいなものは、最後に躓いて、台無しになるものです…☆




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